2020/12/26 15:14
皆さん、豆乳は飲まれますか?
僕は、2年前程から豆乳を牛乳の代わりとして飲み始めました。
以前、Instagramのストーリーからアンケートを取らせていただいた際、豆乳を1週間に1度は飲むと回答された方の方が多かったというデータからも、現在ではたくさんの方々が豆乳を飲まれていると思います。
(余談:ここ10年ぐらいで市民権を得た印象だった豆乳ですが、以外にも一般的に国内で飲まれるようになったのは昭和50年あたりと、結構前みたいです。さすが、日本w)
今回は、そんな豆乳についてもうもう少し踏み込んで、豆乳の栄養価や、この豆乳キットの売りは何なのか?というような事を豆乳キットのポイントと共にまとめてみました。
こんな方、是非読んでいただけると嬉しいです!☺️
・無調整豆乳を探している方
・豆乳がヘルシーなのかどうか知りたい方
・豆乳からどんな効果が期待できるのか知りたい方
・豆乳と環境負荷との関係が知りたい方
1. 農薬不使用大豆である
このメリットに関しては、改めてひつこく何度も綴る必要はないかと思うので、シンプルにまとめます。
色々な意見があるかとは思いますが、農薬や除草剤、化学肥料を利用するか・しないか、どちらの方が環境への負荷が小さいか、人間への健康被害への影響が小さいかで考えると、利用しない方が負荷・影響は小さい。と現在は理解しているため、農薬や除草剤の使用を一切していない大豆であることが、今回の大豆のメリットになります。
2. 国産大豆である
国産、国産、とよく売り文句として言われますが、なぜ国産が良いのか。
理由を考えていた時にまず頭に浮かんだのが、フードマイレージでした。
まずフードマイレージとは、
“直訳すれば「食料の輸送距離」で、食料の生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「重さ×距離」で表されるものです。
フードマイレージの大きい食料、つまり遠く離れた生産地から届く食料は、輸送や輸送までの保管などに石油などのたくさんのエネルギーが使われており、多くのCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)が排出されていることになります。”[引用:さいたま市食育なび]
豆腐や納豆、様々な大豆食品が出回る日本ですが、意外にも消費される大豆のほとんどを輸入に頼っています。
輸入相手国は、現在(1)アメリカ (2)ブラジル (3)カナダ (4)中国...となっています。[平成30年度実績/農林水産省]
例えば、輸入先国の中でもダントツで輸入量の多いアメリカ(北アメリカ)と東京の距離は、約8,700kgあり、大阪と東京を約10往復することができる距離に相当します。
つまり、市販で販売されている豆乳のほとんどが輸入された大豆を使用しており、その裏にはこれだけのフードマイレージがかかっています。それだけ二酸化炭素の排出も多いため、地産地消までとはいかずとも、国産のものを選ぶことのメリットはあるかと思っています。
!!マルサンアイさんなど、大手豆乳メーカーさんは国産大豆使用の豆乳の販売を始めています!!
3. 無調整豆乳である
まず、よく市販に売られている調整豆乳と無調整豆乳が簡単にどういう風に違うのか。
簡単に、豆乳が作られるために必要な大豆以外の原材料が使用されているかどうかという違いのことです。
無調整豆乳とは、原材料が大豆。オンリー!
調整豆乳とは、原材料が大豆、砂糖、乳酸カルシウム、乳化剤、香料など。
よって、違いは食品添加物が使用されているかどうかということになります。
食品添加物を極力避けたい方には、非常にメリットのある要素かと思います。
4. こんな代表的な栄養価があり、効果がある
a) タンパク質
▶︎大豆にはタンパク質が含まれているというのは常識かとは思いますが、大豆のタンパク質は動物性タンパク質に比べると低カロリーで基礎代謝を活発にする機能があると言われています。そのため、基礎代謝を高くしカロリーを低く抑えることができる豆乳はダイエット効果があると言われています。
b) イソフラボン
▶︎女性ホルモン(エストロゲン)という構造に似た植物性化合物が含まれています。そして、大豆イソフラボンは、エストロゲンが足りなければ補い、多いときには減少させようと働くため、ホルモン依存型の乳がんなどにも予防の効果があると言われています。また、代替ホルモンとして、骨の健康維持(骨粗鬆症)などにも期待されています。
イソフラボンに関するYoutube動画がわかりやすいので、貼っておきます。
また、こちらの動画で紹介されている摂取量に関して、非常に大事だと思うので少し調べてみました。
豆乳、大豆食品、いやイソフラボンの過剰摂取はあまり良くないみたいです!
ジャパニーズスーパーフード としても、一般社団法人日本スーパーフード協会に認められている大豆ですが、栄養価が高いということはそれだけ過剰摂取をすると逆に逆効果なのかもしれませんね!
★目安摂取量は?★
豆乳だけ摂取すると仮定して話を進めます。
目安の豆乳摂取量は、1日あたり約288mlが良いみたいです。
WHY?
食品安全委員会は、大豆イソフラボンの一日摂取目安量の上限値を70〜75mgと定めています。
そして、豆乳におけるイソフラボンの含有量(100gあたり)は約25mg。
豆乳が100gである時、豆乳は約96ml ? なので、上限が75mgだとすると、摂取する目安は96ml×3=約288mlとなりました。
5. 作るからこその
豆乳を買えば、豆乳だけ。
大豆から作れば、恋人や奥様・旦那様と、家族と、友達とワイワイできる貴重な時間もついてきます。
大豆から作れば、普段あまり食さない栄養価の高いおからがついてきます。
大豆から作れば、自分なりに調整して飲みやすい豆乳を作るためのアレンジ力がついてきます。
大豆から作れば、豆乳が大豆からできていると実感でき、大豆の事をもっと知ろうと思う好奇心がついてきます。
これを面倒だと捉えれば、そうかもしれませんが、ゼロから作るにはゼロから作るからこその利点もあるかと思います。
是非、色々と試して豆乳だけに限らず色々な調理に利用したり、僕が失敗し続けている豆乳チーズなども作ってみてください!!
6. やっぱり牛乳より環境への負荷が小さいこと
現在、日本でもvegan(ヴィーガン)という選択をされる方が増えてきました。
色々な理由があると思いますが、環境問題への配慮からVeganではないが乳製品を控えている方も多いと思います。
そこで、最後に僕が1番パッション持っているこのテーマ:環境問題との関係で最後は締め括りたいと思います。
(宗教みたいな事は言いませんが、宗教みたいだ!という方はご遠慮ください。w)
簡潔にまとめます。
a) 森林伐採に大きく寄与しているのは、家畜と言われている。(ここでは牛のみに焦点を絞ります。)
▶︎人口が増え、中級所得層が増え、現在世界中でお肉のニーズが非常に高まっています。ニーズに応えるためには、牛の数を増やさないといけないので、その分の面積拡大が必要となります。[It's said 森林伐採の80%の原因が家畜だと言われている]また、牛が自然に生えている草などを食べるという環境再生型農業をされている農家さんはまだ非常に少ないので、牛さんが食べるための家畜用食糧を作るために、またかなりの面積拡大が必要になります。[It's said アマゾンで収穫される大豆の約80%が家畜用に栽培されている]
その面積を拡大する時、東京タワーをぶっ壊し、東京駅をぶっ壊してってしないように、森などの自然を家畜用の場所に変えます。
つまり、家畜の面積を広げるためには、そういった森林が犠牲にされていくということが実際に起こっています。
b) 二酸化炭素排出量・土地の使用面積・水の使用量全てにおいて、他の代替ミルクに比べて大きく負荷を与えている。
赤:二酸化炭素排出量 黄:土地の使用面積 [a)で記載した内容]青:水使用量
Dairy Milk(牛乳)と Soy Milk(豆乳)を比べてみてください。
一目瞭然で、豆乳の方が少ないですよね。
言わずもがなで、これだったら牛乳より他の植物性ミルクの方が環境への負荷は小さいと言えます。
これからの理由から、豆乳をメインに摂取される方が増えてきているのかもしれません。
必ずしも、これが正しいとかそういう事を言うつもりはありません。
牛乳が好きな方は牛乳を飲めばいいし、そういう事実知らなかったから少し豆乳増やしてみようかなって思う方は少しずつチャレンジしてみていってください!☺️
参考動画
まとめ
牛乳に代わる植物性ミルクとしてメジャーになりつつある豆乳。
現時点で、豆乳を人に勧めるかと聞かれれば、僕は勧めます。
が、良い情報を調べれば良い情報しか見つけれません。
反対の意見を探せば反対の意見ばかり見つかります。
なので情報は不確かで、何を信じるかは本当に皆さん一人ひとりの判断になります。
最後の最後にまとまらない内容で申し訳ないですが、
バランスよく栄養を摂取し、何より手間ひまかけて作られた大豆にさらに手間をかけて豆乳を作るという、貴重な体験に楽しみを感じてもらえると嬉しいです!☺️