AINA FARM

2020/12/24 00:20


〜後半始まり〜 


個人的に、2019年から地球温暖化をはじめとする環境問題に強い関心を抱くようになり、「地球のために自分ができることは何かな。」と考える日々が続きました。

そんな2019年は、mymizuのメンバーに迎え入れてもらえるというハッピーすぎる出来事があった一方、Beyond MeatやImpposible Foodsというアメリカのフードテック企業にApplyするも不採用で悔しい思いをするということもありました。

周りを見渡せば、多くの問題が顕在化しています。
地球温暖化だけに限らず、プラスチック問題や生物多様性の問題等々。ここまで問題だらけだと、何に1番自分がパッション持って取り組むことができるのかも当時は曖昧でした。

そんな時、僕が心の底から大好きなブランドの社長さんのスピーチ動画に出会いました。

Rose Marcario(パタゴニアCEO)さんのスピーチ


(8分41秒ぐらいから観ると要点から始まります。)

衝撃的だったのは、11分30秒。
そして、今まで本気で考えたこともなかった、が一気に自分の中で関心の的となりました。

Regenerative / Restore / Rebuild

農に関心を持つようになり、調べ調べ調べると、重要なキーワードがわかってきました。


それが、Re-◯◯◯

Regenerative - 再生させる
Restore - 修復する
Rebuild - 取り戻す

この考え方が自分の中ですごい原動力となりました。

悪くなった、悪くなっていく環境を、修復させることのできるポテンシャルを、問題だらけだと言われ続けてきた農業が持っていると知りました。

農はただただ食を生産するだけの職業ではなく、環境も再生させることができて、生物多様性も復活させることができると知りました。

どうやって??



土はスポンジ

今更ですが、結論を言います。


土は炭素を土壌中に隔離することができる!!!

植物は光合成で二酸化炭素を取り入れるけど、呼吸もするから二酸化炭素は大気中に戻るでしょ?(そう思った方いませんか?僕はずっとそう思ってました。)

僕が以前Instagramで投稿したクオリティーの低いイラストで簡単に説明します。

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さらに詳しい情報が気になる方は、こちらのYoutube動画お勧めです。

まだまだ勉強不足かつ専門家ではないので、簡潔に説明します。

植物は、光合成の際に取り入れた二酸化炭素の1部を根に送り、微生物に与えます。その過程で、炭素が土壌に隔離される構造が生まれるという訳です。

という訳で、できることなら赤色で書きたいぐらい強調したいのが、土壌中に炭素を隔離することができる!ということ。

しかし、世の中やっぱりそんなに物事簡単には行かないですよね、、、

微生物の数を増やそう

ここでポイントになってくるのが、微生物
みなさん、微生物がどれだけの数存在しているかご存知ですか?

詳しくは知らないのですが、ティースプーン1杯分の土の中に現在の世界人口約77億人よりも多い微生物が含まれていると言われています。

しかし、
微生物の数は慣行農法により、かなり減ったと言われています。

なぜか?
農薬や殺虫剤、除草剤を利用するからです。

そして、
土壌中には約1兆5,000億tの炭素が存在すと見積もられていますが、微生物の減少により既に土壌中に含まれている炭素が空気中に放出されており、実は農業も温暖化に寄与していると言われいます。

ここで、
上の話に戻ります。土はスポンジ。土壌を修復し、二酸化炭素を吸収して隔土の中に隔離しようぜ。ということです。

でも、
どうやって土を修復するのか。それは、土壌有機物を減らすのではなく、増やそうということです。

だから、
オーガニック野菜や有機野菜と言う方が増えました。
"Organism":英語で微生物、有機(体)。》
"Organic food":微生物や有機物の力で育てた作物》

つまり、
農業も自然を真似、農業を生態系として扱い、微生物(土壌有機物)を増やすことが大切だと言われています。

問題があればソルーションがある

温暖化という問題が、土壌中の生態系破壊から引き起こされていることが1つの原因であれば、豊かな土壌を作り直し、逆に温暖化の進撃を止める(気温上昇を1.5℃以内に抑えられるかもしれない)ソルーションになろう。と上で長々とわかりにくく説明しました。

僕が伝えたかったことは、それに尽きるのですが、まだまだ山積した問題があり、裏を返せばソルーションがあります。
全てを今回取り上げることはしませんが、少しだけ関連づけてお話しさせてください。

気候変動による食糧不足問題
言わずもがなですが、気候変動の主な要因は温暖化です。そのため、温暖化を緩和することができれば、異常気象などの被害が減るかもしれません。(このままでは、本当に日本も食糧危機に見舞われると言われています。)
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食糧不足による栄養不足問題
そして、現在でも起こっているこの食糧不足による栄養不足ですが、実は77億人を養う食糧というのは世界で生産されています。しかし、FAO(国際連合食糧農業機関)によると2018年には約8億2,000万人の方が栄養不足だったとのこと。そして、その原因が3つあり。その内の1つが、気候変動によるものでした。
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土壌浸食による食料問題
さらに食料問題を掘り下げると。現在の慣行農業の影響により毎年240億トンの肥沃な土壌、1200万ヘクタールの表土が失われています。(FAOより) ※表土とは、有機物や微生物を最も豊富に含む表層部にある土壌のことです。どういうことかと言うと、この表土が失しなわれつづければ、もう食糧を土から生産することができなくなると言われています。

言い換えます、このまま土壌が劣化しつづければ(耕しすぎや、農薬などの利用等により)、僕たちは後60年しか土からできた作物を収穫することはできないという信じがたいことが懸念されています。(the United Nationsより ※2014念時点)

つまり、このままでは1.5℃以上気温上昇するか、肥沃な土壌が失われ食糧危機に直面するか、どちらが早いかという最悪の状態になるということになります

Soil is the foundation of life.

土壌は生命の基盤。
大きな食物連鎖のピラミッドを作ったら、1番下に来るのは微生物たちです。
つまり、微生物が減れば、そのピラミッドは崩れるということです。

植物が減れば、生物も減ります。

現に、沢山の生物多様性が失われています。

全ての生命の起源は土壌と、あえて言いすぎた言い方をしておきます。

土を大切に育てれば、自然と様々な問題が解決されていくかもしれません。


最後に

ここまで、ただ調べたことを偉そうにのべてきました。しかし、先祖を責めることや、一生懸命食べ物を生産している方を一方的に責めるのはナンセンスだと、自ら農家になり強く思うようになりました。
自分の中の正解・不正解はありますが、食を作ることに関しては現状何が正解か不正解なんか正直わかんないです。

ただ、土は大切ということは声を大にして言いたいです。
その土が未来を明るくしてくれるかもしれないから。

そして、コンパクト農ライフをしている自分のインパクトというのは、本当に本当に限られています。そのため、1人でも多くの方に、こんな考え方があるということを共有し、同じような目標を持つ方が増えれば、少しずつインパクトは大きくなっていくと信じ、シェアさせていただきました。

なぜ農なのか?!



宗教や哲学などでも何でもなく、ジョンレノンが歌うように、Love is the answerだと思うからです。
地球好きだから、守りたい。シンプルにそう強く思うから、農ライフを始めました。