AINA FARM

2020/12/24 00:17


農に関心を持ち1年経ちました。新規就農し、3ヶ月が経ちました。

2020年はコロナの影響もあり、農にスポットライトがあたった年でした。
そして、僕のような若い就農者が増えてきています。

それぞれに理由があるように、僕にも「農や食」に携わることを決心した理由がありました。
今回は、その理由を共有したいと思います。

前置きが長いですが、読んでいただけると嬉しいです。


地球温暖化と現状

温室効果ガス、2050年に実質ゼロ
約2ヶ月前に菅義偉首相が発表した新たな目標方針。
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ようやく日本も
2年程前に、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)において、「1.5℃目標」に関する特別報告書が発表され、欧州を中心とする各国が続々と温室効果ガスの排出実質ゼロ目標を掲げていました。そして、追いつくようなかたちで日本もようやく重たい一歩を踏み出すことになりました。

「1.5℃目標」
「世界平均気温の上昇を産業革命前よりも2℃を十分に下回るようにし、1.5℃の水準に制限する」。これを求めたパリ協定が2015年に合意されて4年。ここにきて欧米の企業やNGO、国際イニシアチブが、気温上昇を1.5℃にとどめる「1.5℃目標」に関心を示し、取り組み始めた。

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なぜ2℃ではなく、1.5℃なのか

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日経ESGからの記事。
0.5℃の差でこれだけの被害ギャップが生じると推測されています。
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1.5℃でも酷いのに1℃までにしないのはなぜか
現在、既に産業革命前の気温より1℃上昇しており、1℃までの上昇にとどめることは現実的ではないため。
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本当に、1.5℃までの上昇で抑えらえるのか
実は、政府が前向きな目標方針を示したばかりにも関わらず、現状のままでは目標達成はできないと、多くの方々が指摘しており、2040年頃には、世界の平均気温が1.5℃上昇すると予測されています。

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これが自然の道理だとは思わない理由
地球温暖化は人類の活動に起因したものではなく、自然の道理であると考える人がいるが、僕がそうは思わない理由は、以下の歴史上の出来事を知ったからです。

地球が誕生して以来、多くの生物が絶滅した出来事が過去に5回あるとされています。(ビックファイブ)※6回という説もあります。
そして、1番直近だったのが約6,500万年前のダイナソー時代。
地球も生きているため、長い時間をかけてリセットをするようで、その際に大きな絶滅が起こっているようです。

138億年の宇宙年表を10億分の1で換算した場合(書籍:ORIGIN STORYより)

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我々は宇宙が誕生してから0.?秒という今を生きていることがわかります。そして、地球の気温が急に上昇し始めたのはここ数十年の話。
歴史を振り返った時、これは恐らく地球が自然の道理で気温を上昇させているのではなく、我々人類の影響で、本来起こりえなかった危機が猛スピードで起こっていることがわかります。

何分という歴史の中で

先人たちが怒涛のイノベーションを起こしてくれた恩恵を受け、現在僕たちの多くは快適な生活をすることができています。

歴史の中で、数多くの大きなイノベーションが起こりました。その1つが農耕文明の始まりで、約20万年も狩猟採集生活をしていた人類は約1万年前に種を播き、自ら食べ物を育てることを始めました。

農耕文明が始まり約1万年が経過した今。

・人手不足
・耕作放棄地
・フードロス
・温室効果ガス
・気候変動に伴う収量低下
・人口増加に伴う食糧不足
・水不足
・砂漠化(土壌浸食)
・森林伐採
・環境汚染
・健康被害
・栄養失調
・生物多様性

農業は数多くの問題を抱えることになりました。


しかし、問題があればソルーションを見つけ出すのが人類の特殊能力。


〜後半に続きます。〜

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